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在来工法は雨漏りしやすいのか?

在来工法は雨漏りしやすいのか?

工法の違いよりも建設時に十分な雨漏り対策ができるか?防水対策ができるか?が重要です。

お客様から、よく「在来工法は雨漏りに弱いんでしょ」という話をよく聞きますが、そんなことはありません。工法よりも、建物の構造が複雑になればなるほど雨漏りがしやすくなります。

在来工法とは、日本独自の木造建築工法で、木材を柱、梁、筋交いなどとして使い、それらを軸組みして支える建築工法です。

「木造軸組工法」「在来軸組工法」といった呼ばれ方がしますが、日本独自の在来工法は木造で構成され、現在も日本の注文住宅を支えており、自由な間取りやこだわりを発揮しやすい工法です。

在来工法だからといって雨漏りがしやすいかというと必ずしもそうはいえません。

在来工法は、建物の完成図の自由度が高く、物件によって形態も間取りもバラバラです。そして設計の自由度が高く、リフォームなども行いやすいというメリットもありますが、大工や職人の質によっても品質にばらつきがでてしまうというデメリットもあります。

したがって、家の形状や間取り、構造が複雑になればなるほど在来工法で作られる木造住宅の家の雨漏りの確率も高くなってきます。特に屋根の形が複雑で、屋根や壁のつなぎ目部分の工事の難易度が高くなるほど、施工のミスやズレが生じて雨漏りの原因になります。

これに対して2×4(ツーバイフォー)工法は、柱や梁などの軸ではなく、壁によって建物を支える工法です。別名「枠組み壁工法」と呼ばれています。2×4工法は、工期が少なく工場などで製作した枠組み壁を現場で組み立てる方式なので在来工法よりも品質が安定する確率が高いです。そして耐震性能が高く、風に強いというメリットがあります。

風の影響を受けにくいということは、台風や暴風雨を契機に雨漏りのトラブルになるリスクは抑えられる気がしますが、ただ2×4だから雨漏りがしないということはありません。

むしろ構造壁に雨漏りが生じて損傷してしまった場合は、補修することがとても困難です。むしろ雨漏りが起こってしまってからの修理や補修という観点からいうと、在来工法の方がメンテナンスしやすく補修もしやすいといういえます。

工法に限らず、窓廻りのおさまりやシーリングの施工の良し悪し、ガラリの水返しなども雨漏りの重要な要素となります。また木材を十分に乾燥させていないことによって、木材が反り返り、隙間ができて雨漏りに発展する事例なども確認されています。

このように雨漏りの原因は、在来工法や2×4工法かの違いからは読み取ることは難しく、それによってマイホームの設計を変える必要なないでしょう。むしろ建設時に十分な雨漏り対策ができるか、防水対策ができるかが重要になってきます。そのためには施工する建設会社や工務店などの知識や技術によるところが多いです。

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